新しい形の告別式として、お別れの会が注目されるようになってきました。お別れの会では、宗教者を招くことはほとんどありません。ですから、決まった形式もないです。お別れの会は、葬儀が終わって2ヶ月程度経過した頃に行われることが多いです。
葬儀が終わって1ヶ月の間はまだ忙しいですし、3ヶ月以上経過すると思いが薄れてしまうと言われています。2ヵ月後と言うのは、ちょうど良いタイミングと言えるでしょう。ちなみに、偲ぶ会も開催されることが珍しくなくなってきました。
これは1周忌の前くらいに開催されることが多いです。お別れの会も偲ぶ会もホテルで行われることがポピュラーになっています。ホテルは交通の便がいいところに建てられていることがほとんどですし、収容人数の心配もいりません。
利便性が高いので、選ばれるわけです。
密葬を行う遺族が増加傾向にあり、今後は増加の一途をたどるとも言われています。ただ、密葬には故人の友人などは招かないのが普通なので、故人の交際範囲が広い場合は大変な思いをすることもあるでしょう。故人の友人たちからどうしても弔問したいと言われることが多いからです。
そのような場合は、身内だけの葬儀が終わって数週間後にお別れの会を開きましょう。これは葬儀に出席できない人のための会です。お別れの会を開けば、遺族の負担も減るでしょう。この会を行わない場合、後からバラバラに弔問に来られることになります。
個別に対応するのはとても大変で、大きな負担になるでしょう。しかし、お別れの会で一堂に会してもらえば、そのような心配もいりません。また、会費制にするか、案内状を出すか、服装はどうするかなど色々決め事があります。